「Goldie the Dollmaker」は、ゴフスタインの5作目の作品として1969年に発表された、彼女の代表作の1つと言える傑作です。
亡くなった両親の人形を作る仕事を受け継ぎつつも、自分のものづくりの信念をぶれずに全うしている女の子、ゴールディー。
人形づくりを生業としている彼女は、ひとつひとつの人形の材料選びから工程に手間をかけ手を抜かず、ひたむきに歩み続ける様子が、丁寧に描かれています。しかし、ある出来事で自信をなくしてしまいます。でも夢に妖精が現れ、彼女は他人の評価に左右されることでなく、会ったこともない誰かのために作品を作り、そのために生きていたのだと気づきます。
作るということ、好きということ、生きるということ。ゴールディーがもう1つ上のステージに成長していく魂の物語です。