自分のことも、みんなことも、よーく知っている丑(うし)は、ひとを押しのけて先を急いだり、近道したりはしません。追い抜かれても、やさしく道を譲ってあげながら、楽しげにマイペースで進んで行きます。そんな姿が、私たちは大好き。この子といるとやさしくなれるんです。遠くの方から草笛のいい音色が聴こえて来たら、さあ、「くさぶえのうし」に会いに行かなくちゃ。
【デザインについて】
リサがスウェーデンのアトリエでデザインした原型を元に、信頼する長崎県の波佐見焼の職人さんが手作りで仕上げています。穏やかで誠実な丑(うし)に、ラッキーアイテムとされている四つ葉のクローバーを合わせたことで、新年への希望と心の平和に対する強い想いを表現しました。
※2021年の発売当時は、ゴージャスな幸運を運んで来てくれそうな、金色デザインもご用意しました。(現在は生産していません。)
【スタッフからのコメント】
毎年リサの干支を楽しみにしている私。今回の丑(うし)も、波佐見焼の白い美しさと丑(うし)のフォルムがとてもマッチしているなぁ〜とほれぼれ!少しポップさも感じられる大きめのドット模様は、和になりすぎない雰囲気が特にお気に入り。この青の濃淡も素敵なんだけど、あぁやっぱり、金も捨てがたい!どうしたってコンプリートを目指したくなるズルいシリーズです。
【企画者より】
何かをくわえているような丑(うし)だったので「くさぶえのうし」と名付けました。高原に草笛を吹く伝説の少年少女がいて、彼らの音色に牛や蝶や鳥や子どもたちが集まってくる。私たちはそれを夢のような気持ちで見ている。そんなイメージで作りました。リサは干支とは日本のポエムであると考えていたのだと思います。だから、年を重ねるごとにリサの干支は幾重もの物語を纏うようになりました。
【 制作風景】
【 波佐見焼について】
長崎県東彼杵郡波佐見町で400年以上前から作られてきた波佐見焼。
波佐見町は燃料(木々)、水(小河川)、土(陶石)というやきものの生産に欠かせない3つの条件が揃った、 窯業に非常に適した環境を持つ地域です。透き通るような白磁と繊細な絵付けが特徴です。
軽くて丈夫で日常使いしやすいことから、リサ・ラーソンの波佐見焼のシリーズからは、箸置きや豆皿が登場しています。箸置き、干支シリーズ、「おさけとり」、「まねくねこのこ」はリサの原型とデザインをもとに製品化しています。
スウェーデンで作られた原型をもとに、量産用の型をとり、ひとつひとつ職人の手作業により制作されています。