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2015年の未(ひつじ)に続き、リサがとても素敵な申(さる)を作ってくれました。猿は「おもうさる」と名付けられています。
「おもう」とは「物事に対して、ある感情や意識をもつこと」です。「おもう」という1つの言葉は、「思う・想う・念う・憶う・懐う」であり、それらは人間のあらゆる感情や意識を表現します。
誰かに恋することも、何かを願う事も、想像することも、心配することも、思い出すことも、全てが「おもう」の中に含まれています。「おもうさる」は私たちの意識や感情を全てわかっている猿、つまり、私たち全てを守ってくれる神様のような猿、という「おもい」で作られました。
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2015年は、悲しいことも、楽しいことも、悲惨なことも、誇らしいこともありました。2016年もきっといろいろなことが起きるでしょうが、振り返った時に、すばらしい一年であったと「おもいたい」。そんな私たちの「おもい」を、「おもうさる」が少し微笑みながら見守っています。
リサがスウェーデンのアトリエで原型を制作し、長崎県の波佐見の職人が手作りで仕上げました。
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「おもうさる」の模様は、「Kurbits」というスウェーデンの伝統的な装飾からインスピレーションをうけてリサがデザインしました。
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【企画者より】
未(ひつじ)づくりの魔法を見てから干支づくりがドンドン楽しくなった。この「おもうさる」から、毎年干支を出していこう!としっかり決心した。リサは過去に見ザル、聞かザル、言わザルを作っていたので、それをベースにしながら、そこから遠く離れた申(さる)を作りたかった。つまり「想う」=空想家、あるいは「思う」=哲学者みたいに、ボンヤリとフムフムの両方の顔があって、しかも常にユーモアを忘れない、そんな申(さる)をイメージしました。
未(ひつじ)づくりの魔法を見てから干支づくりがドンドン楽しくなった。この「おもうさる」から、毎年干支を出していこう!としっかり決心した。リサは過去に見ザル、聞かザル、言わザルを作っていたので、それをベースにしながら、そこから遠く離れた申(さる)を作りたかった。つまり「想う」=空想家、あるいは「思う」=哲学者みたいに、ボンヤリとフムフムの両方の顔があって、しかも常にユーモアを忘れない、そんな申(さる)をイメージしました。