【商品について】
「はこぶかびん」は何を運ぶ?
バッグの形をした花瓶で、あなたは何を、誰に届けますか?この花瓶は「旅」と「贈り物」がイメージされていて、「はこぶかびん」に一輪花をさせば、私はいつでも飛んで行きますよ、という声が聞こえてくる、そんな妄想と不思議の花瓶です。 「はこぶかびん」で、花が動き、旅が動き、自由が動き、こころが動く。楽しいことやきれいなことは、世界中を駆け巡るべきよ、というマリアンヌの声が、聞こえてきます。
【「はこぶかびん」について】
マリアンヌお得意の立体的平面テイストによるマリアンヌの陶板をベースに「はこぶかびん」を作りました。立体を平面で作品化した陶板が、さらに平面のテイストで立体の花瓶になるという幾重にも重なったパラドックスの面白さ。独特な形状ゆえ、製作は難しく、試行錯誤を何度も繰り返して完成しました。
【マリアンヌ×瀬戸焼のコラボレーション】
マリアンヌの瀬戸焼シリーズは、本人の監修のもと、大正時代から続く愛知県瀬戸焼の窯元が手掛けています。作者の特徴的な作風である手作りによる「ゆらぎ」と、そこから生まれる独特の「オーガニック感」、そして「どこまでも続く自由の空気」。このコラボレーションでは、それらをどう量産型に再現してくのか常に挑戦しています。
【デザインについて】
最初に、マリアンヌブルーと言われる彼女独特の青があります。それがデザインに先立つものとしてあり、次に形がついてくる。それがマリアンヌ作品の特徴です。 マリアンヌから原型を渡された私達がおこなうのは、作者の手作りのよさを極力残しながら、安定感と耐久性のある花瓶とするための細かな調整です。花瓶のサイズから厚み、色まで、様々な制約に合わせてアレンジします。ここでは私達の仕事はまさにアレンジャー(編曲家)です。 これは「花瓶」ではありますが、もちろん使い方は自由です。ペン立てにしたり、野菜を入れたり(?)、何も入れないで並べてみたり、どんなものを入れても入れなくても、そこに置いたら、たちまちマリアンヌの不思議な世界が香ってくる、そんなイメージで楽しんで欲しいです。
【スタッフからのコメント】
私なら、道端で摘んできた何でもない小さな花を、この「かばん」にさしたい。そうしたら、私の小さな分身が現れて、この「かばん」をもってお出かけするんじゃなかろうか。そんな妄想が膨らむ花瓶です。専用の箔押しパッケージ入りなので、この不思議の世界を理解してくれるあの人へ、贈ってみてもいいですね。
【瀬戸焼について】
愛知県瀬戸市を産地とする伝統的な陶磁器。古くから人々の生活になじみ、様々な器や陶器に取り入れられてきました。海外にも多く輸出されるようになったことから、”made in Japan”の魅力を世に送り出す代表的な伝統工芸品として広く知られています。
【重要なお知らせ】
※必ずお読みください
「はこぶかびん」は一つとして同じものがありません。マリアンヌブルーのラインは転写と手描きのミックスで仕上げられており、同じものはありません。また取っ手やかばんの間口やボディのゆがみ、釉薬の仕上げなどもそれぞれ異なり、限りなく作家の手作りに近いものとなっています。個々の形状の個体差、塗装ムラと思える部分は不良ということではございません。ご理解の上、作品の特色として、マリアンヌの瀬戸焼シリーズ中、最も本人の手作りに近い仕上がりをお楽しみください。