マリアンヌの季節の風(12月)
【商品について】
2022年10月より始まった連載企画「マリアンヌの季節の風」。冬の始まりの風が運んだのは、「きるもののかびん」。彼女の創作が次の創作のきっかけを生む、気ままな連想ゲームみたいになるだろう、と思っていたら、象の形の花瓶の次には、セーターやブラウスがやってきました。
象の花瓶を窯にいれながら、マリアンヌの頭に、もくもくもくとセーターが浮かんできたのだとか。ほうほう、なるほど。むじゃきに揺れる象の鼻が、可憐に揺れるセーターの袖に見えてきませんか?両者は違っているようで、違いはないのかぁ、同じ喜びのダンスを踊る花のような種族なんだぁ、と、思えてきて、私たちはセーターを着てるんだか、象を着てるんだか、花瓶を着てるんだか、わからなくなってくる。そうなったら、あなたはもう、すっかりマリアンヌの世界にハマってますね。
【デザインについて】
セーターやブラウスをつくることにしたマリアンヌは、自分の身の回りの洋服からインスピレーションをうけ、自分のワードローブを再現するように次々と作品を生み出しました。マリアンヌはカーディガンが好きで、買い物にいくと、いつもいいカーディガンがないか目を光らせているのだとか。
カーディガンの中に丸襟シャツをあわせた、きっちりとした雰囲気の花瓶ができあがりました。高さが15cmあるので、背の高い植物を飾ってもバランス良くみせてくれます。
【スタッフからのコメント】
象のときもびっくりしましたが、鼻がセーターの袖に繋がるなんて!スウェーデンから届いた荷物を最初に開けるときが何よりの楽しみ。全ての作品を並べてみると、わあ〜!っと皆から歓声があがる。よ~く見ると「きるもの」なのに、どれも象の面影があって、生まれ変わってもう一度会いにきてくれたような不思議な感じ。このシリーズは、作品がつながっていくことで、私も気持ちもつながっていくのが、なんだか不思議で素敵です。そんなことって、はじめての経験かも。