スウェーデンワイナリーの新たな挑戦、革新的な赤ワイン
スウェーデン南部、スコーネ地方のワイナリー「Kullabergs Vingård(クラベリス・ヴィンゴード)」。サステイナブルな製法を常に進化させ、挑戦し続ける彼らは、ある意味アーチストそのもの。
【ワインについて】
ミディアムボディでふくよかな香りの赤ワイン。
使用されるブドウの品種は、ロンデ、レジェント、ピノ・ノヴァ、カバレ・ノワール。このワインはノンヴィンテージで、主に2022年に収穫されたブドウを使用。一部に2021年に収穫されたブドウを含みます。スチールタンクとオークバリック(オーク樽)で18ヶ月間発酵され、マロラクティック発酵(ワインの酸をまろやかにする二次発酵)を経て、完成します。
スウェーデンでは、寒冷な気候により赤ワイン用のブドウが育ちにくいと言われていますが、近年の温暖化による気候変動の影響や先進的な栽培技術の進歩により、スウェーデンでも少しずつ赤ワイン用のブドウが栽培しやすくなっています。
そんな挑戦的で実験的なワインという意味を込めた「RödVinsProv」の略「RVP」が、このワインの名前です。
※「NV」とは、ノン・ヴィンテージ(Non-Vintage)の略で、特定の収穫年のブドウだけで造られたワインではなく、複数の収穫年のブドウをブレンドして造られたワインのことです。

◉味わい
ブラックベリー、ブルーベリー、マーマレード、チョコレートの豊かなアロマが特徴で、繊細なレザー、ローズペッパー、チューリップのニュアンスが感じられます。
◉ペアリング料理
ハムやパテ、ジビエ、また風味豊かな野菜料理とよく合います。
スウェーデンで毎年11月10日に行われる伝統的な「聖マルティンの日」のディナー(ガチョウのローストやリンゴソース、キャベツ、ピクルスなど)にもよく合うワインです。
飲み頃の温度は16〜18°C。
【Kullabergs Vingårdについて】
2014年創業。スウェーデンの中でも、ブドウの生産に適したスコーネ北西部で約180,000平方メートルある広大な土地をブドウ農園として構える「クラベリス・ヴィンゴード」。今後はさらに260,000平方メートルまで拡張予定。主に使用するブドウ品種は、ソラリス、スヴィニエ・グリ、ムスカリス、ドナウリースリング、ピノ・ノヴァ、カバレ・ノワール などのPIWI種。必要最低限の科学物質だけを用いたサステイナブルな農法で栽培しワインを製造しています。