ひかりのうさぎは、なに見て跳ねる?
ひかりのうさぎは、なに見て跳ねる?
これがなくっちゃ始まらない!リサ・ラーソンの干支シリーズは10年目。2023年の主人公は『ひかりのうさぎ』です。未来のひかりへぴょんぴょん跳ねていく、そんな姿を思い描いた希望のひかりです。
草の中でじっと前を見つめ、今にも大きく軽やかに跳ね上がりそうなうさぎ。その目には朗らかな未来が映っています。暗い日陰の次には、明るい日向がある。私たちはいつだって、山あり谷ありの現実の中で、それぞれのひかりに向かってぴょんぴょん跳ねていくのです。
子うさぎも跳ねる!
うさぎは、子沢山で知られる動物です。だったらやっぱり、大人うさぎと子うさぎのセットもほしいよね?から始まった子うさぎプロジェクトです。大人うさぎの1/3ほどの大きさの赤ちゃんうさぎを2匹ご用意しました。小さくなってもクオリティはかわらず、同じ波佐見の工房で産まれています。
「ひかりのうさぎ」ができるまで
デザイン編
ある日、スウェーデンからリサのうさぎの原型が届きました。開けてびっくり「わ~嬉しい!」。この瞬間のわくわくとドキドキがたまらない。干支も10年目になるので、私たちの間では毎年の大事な行事になっています。
干支にはいつも何かの模様がついているので、今年はお花柄はどうだろうとリサに相談したところ、リサからあがってきたのが、このデザイン!そこには草むらに息をひそめて佇んでいるうさぎさんがいたのでした。リサは単に模様をつけるのでなく、草の中にいる姿を体の模様で表現しているのです!リサにはいつだって驚かされてきたけれど、またまた驚かされた私たち。やっぱりリサ・ラーソンは北欧デザインのコアに位置するアーチストなんだと再認識しました。今回のスウェーデン政府から勲章を授与された件も、もう納得なのです。やっぱり本当にリサはすごくて、素敵で、優しくて、私たちはいっつも驚かされています。
かたち編
デザインが決まるとお次は成形です。毎年お世話になっている波佐見焼の窯元さんが今年もやってくれます。窯元さんにとっても、もちろん毎年の行事となってるはず。お互いこれがないと年が明けません。リサの原型を型取り、樹脂のサンプルを作ります。そのサンプルをリサに見せて修正が加わります。細かな修正が終わったら量産用の型を作って生産に入ります。
このときに、もしやと思い、子うさぎの型も作ってもらいました。小さなサンプルが届いた時の「かわいい~」の大歓声!この歓声があるからこその私たちです!
皆様に届くまで編
まずは型に生地を流し込み、乾燥させます。その後、型から出して高温の釜で焼き上げます。釜からだしたら、転写シートと呼ばれるシートを貼る手法で、ブルーとゴールドのデザイン部分を仕上げていきます。1パーツずつ手作業で貼っていく細かな工程で、熟練の職人さんだからこそクオリティとスピードを保てます。そして毎年お馴染みの専用の化粧箱に入れて出来上がりです。さあ、あとは行った先のお家で存分に跳ねるんですよ~!
干支のうさぎのおはなし
むか〜しむかしの大晦日、神様が動物たちにこんなおふれを出しました。
「元旦の朝、私のもとに新年の挨拶にきなさい。あいさつに来た順に、一番から十二番のものまで、それぞれ一年間、動物の大将に任命しよう。」
これを聞いた動物たちが神様のもとへ挨拶にいくお話が、十二支の物語です。
猫が鼠を追いかける理由も、このお話の中で語られています。
うさぎは、四番目に到着します。うさぎと亀のお話では足が速いと言われていますが、実は干支の中では特別足が速かったわけではありません。
道中、他の動物たちが休憩をしている間も、うさぎはぴょんぴょん跳ねて前に進んでいたので、四番目に到着したそうです。
頑張り屋さんだったのか、はたまた夢中で走っていたのか、どちらにせよ、うさぎが更に愛しくなってしまう言い伝えです。楽しんでぴょんぴょん駆けていたのなら、いいなあ。
TONKACHI STORE
限定特典
TONKACHI STORE で「ひかりのうさぎおやこ(あおい/きらり)」をご購入のお客様に、スペシャルな特典をご用意しました!
「きらり」のセットには金の根付が、「あおい」のセットには2023年の手ぬぐいカレンダーがついてきます。
※「きらり」セットの特典は、ご好評につき終了しました。
これまでの干支シリーズ
今年で10匹目になる、リサ・ラーソンの干支シリーズ。ダーラナのうまからはじまり、うさぎまでやってきました。
ひかりのうさぎを含めた10匹セットもご用意しています。
十二支が揃うまであと2年。ということで、干支シリーズの発案者にこれまでと、これからの話をききました。