マリアンヌは、二度うまれる。
2020年10月、マリアンヌが日本でもういちど誕生しました。彼女の主要作品の日本国内生産がついにスタート!これにより日本の皆様に、お求めやすいマリアンヌが普及!全ての人が彼女の不思議の世界を経験し、以後、末永く幸せに暮らしましたとさ。そんな未来がはじまりました!
マリアンヌの主要5作品、
瀬戸焼コラボで一挙リリース。
マリアンヌの作品は手描きの線のにじみやゆれ、極薄の成型やゆがみなど、手づくりならではの要素の集合体ともいえます。よって量産化は難しいとされていました。しかし作家の手づくりゆえ、数が少なく欲しい方に行き届かないという問題もあり、トンカチとマリアンヌはオリジナルのよさを維持した形で量産化ができないかと模索してきました。そんな中で、愛知県瀬戸焼の工房という理想的なパートーナーと出会い、6年に渡る試行錯誤の末、ついに主要作品の量産化を成し遂げました。
瀬戸焼について
愛知県瀬戸市を産地とする伝統的な“瀬戸焼”は、古くから人々の生活になじみ、様々な器や陶器に取り入れられてきました。海外にも多く輸出されるようになったことから、”made in Japan”の魅力を世に送り出す代表的な伝統工芸品として広く知られています。素朴な民芸品から高価な難しい染付けまで、多くの技法や柄を取り入れることができるため、どのようなスタイルも咀嚼し、作り手の意向にスッと溶け込むことができる万能な焼き物です。和食器、洋食器問わずそのデザインをどんな形でも呑み込んで親しみやすい焼き物に仕上げます。マリアンヌの日本でのパートナーとなる窯元は大正時代から続く瀬戸焼を代表する窯元のひとつです。
代表作、香水瓶のかびん
マリアンヌの代表作のひとつ「香水瓶のかびん」。彼女がお気に入りだった香水が、突如、販売終了になってしまい、それがキッカケになって作ったのが、この香水。いつも何気ない現実からはじまって、空想の領域までひとっ飛びする、まさにマリアンヌ的な行動が生んだ傑作です。瀬戸焼ヴァージョンの名前は「香水瓶のかびん(seto)」です。
水のはいったビンのかびん
その名のとおり「水のはいったビンのかびん」。現実にある水の入ったビンは、なんら不思議ではないが、ひとたびマリアンヌ・ブルーの線で描かれると、とたんに非現実的な世界に突入する。水はどこまでも空虚で、ビンはどこまでも透明で、世界に消え入るぎりぎりのところで存在感を増す。マリアンヌの狙いはいっつもそういうところにある。その意味で、彼女の精神性を表すような作品。瀬戸焼ヴァージョンは「水のはいったビンのかびん(seto)」。
小さくなった、犬のかびん
「犬のかびん」は、オリジナルよりサイズを小さくして、もっと子犬にしてみた。この犬には実在のモデルがいる。名前はモルガンくん。マリアンヌの犬ではなく、知人の犬だったらしい。その犬をなぜ彼女が作ることになったのか、何度聞いてもあまり多くを語ってくれないので、私たちは何もしらない。何も知らない、何もわからないモルガンくん。瀬戸焼ヴァージョンは「犬のかびん(seto)」。
メッシュとチェックのカップ
チェックが好きなマリアンヌの、2つの傑作カップ。目が大きなほうを「チェック」、細かいほうを「メッシュ」と呼び分けています。全然、規則正しくない模様を一生懸命に描いているマリアンヌの姿が目に浮かぶ。彼女の中ではこれは規則正しい規律に満ちた厳格な世界なのです。エレガントにしてスピリチュアル。コンピュータや数学の向こう側の世界。瀬戸焼ヴァージョンは「メッシュのカップ(seto)」と「チェックのカップ(seto)」。