こちらは通常版のご紹介です。
静かで強い、おばあちゃんの毎日。
誰もが歳をとり、誰もが食べて眠り、出かけて戻る。
たんたんと、普通にしっかり生きている、私のおばあちゃんのパーフェクトな日々。
発表からほぼ半世紀を経て、全く色褪せないM.B.ゴフスタインの傑作。新訳にて待望の復刊。
【この本について】
伝説的絵本作家、M. B. ゴフスタインが1976年に出版した『FISH FOR SUPPER』(原題)が新訳・新装版にて『おさかなごはん』として待望の復刊。
ゴフスタインの絵はシンプルな線でありながらも、決して情報量を失わず感情にあふれている。私たちはページをめくるたびに、湖に浮かんだ船のように心が揺さぶられるのだ。おばあちゃんと私たちは同じ風景の同じ時間の中に漂っている。
この本には現代的なテーマが多く含まれている。エコロジカルでサステナブルな生活、心の余裕と規律、いつまでも楽しんで生きること、そして老い。1976年の初版時より大きくせり上がってきたこれらのテーマに、おばあちゃんの生活は静かな示唆を与えてくれる。
『おさかなごはん』は、ただの児童書ではない。むしろ、大人が自分の人生を振り返り、未来を想い描くための指南書である。M.Bゴフスタインがなぜ、孤高の伝説的絵本作家であると言われるのか、それは『おさかなごはん』を1枚めくればわかるはずだ。
【内容について】
『おさかなごはん』(原題:FISH FOR SUPPER)は、一人暮らしのおばあちゃんの日常を描いている。朝5時に起き、釣りに出かける彼女の姿は、時が止まったかのような静けさと繰り返しの中にありながら、自然と同調して生きていくことの喜びに触れている。現代社会において「品のある暮らし」を実践することは容易ではないが、彼女の毎日はその大切さと可能性を教えてくれる。
【 スタッフより】
わたしたちがなりたいおばあちゃんの姿がここにあった!
釣りがしたくなります。
おばあちゃんがヒールを履いて釣りにいくところに、おしゃれの本質を教えてもらいました。
お魚ごはんが食べたくなります。
もっとも静かなゴフスタインの本。そして今の読者に最も読んで欲しい本。
人間も、太陽の下にいる、自然のなかのひとつの登場人物であること、それを実感させてくれる本です。
【読者のみなさまへ】
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