【商品について】
牡蠣の貝殻から誕生した、スコッチテリア
リサ・ラーソンの「Skotte」は、1977〜79年にかけて製造された、KENNEL(ケンネル)シリーズの中でも人気を誇る作品で、スコッチテリアがモデルとなっています。その「Skotte」を、鳥取県の「モルタルマジック」さんの粉末状にしたカキの貝殻を固める技術で、トンカチオリジナルの作品として蘇りました。
通常は廃棄されてしまう「広島の牡蠣の貝殻」をリユースして作られるこの作品は、自然環境と人、そして未来にやさしい。リサ本人も、興味深いプロジェクトとして賛同しています。 リサ・ラーソンが考えるサスティナブルの考えを引き継ぐ、ジャパンメイドの新しい傑作として登場です。
※この商品は、原材料に広島県の牡蠣の貝殻を粉砕したものを使用しています。粉体を固めるというモルタルマジック独自の技術で作られました。
【デザインについて】
ベースとなった「Skotte」のスコッチテリアの毛並みやサイズ感、その上品な佇まいはそのままに、元々ブラックだったオリジナルとは違った、ナチュラルなカラーになりました。貝殻を砕いているので、ところどころにキラキラとした粒が含まれています。まるで砂浜から浮かび上がってきたかのような雰囲気を持っています。
見た目、感触は、牡蠣をリユースしたことを全く感じさせない、その佇まいはまるで陶器のよう。リサの名作が、現代の技術とのコラボレーションによって、新しいひとつの作品として完成しました。
【スタッフから】
「とっとりのラクダ」の制作が進む中で、何か別の動物もできないかなあ、とモルタルマジックさんに度々相談をしていました。砂丘の砂だけでなく火山灰も固められるという話を聞いて、真っ黒の「Skotte」が選ばれました。製品が出来上がったときに、形もサイズも可愛すぎる!とスタッフから歓声があがり、それならば白色で作ってみよう、と誕生したのが「とっとりの白い犬」です。広島県の牡蠣の貝殻を使っていますが、鳥取県で生産されているので「とっとりの」と名付けました。リサと鳥取をつなげる架け橋的な存在になってくれたら嬉しいなあ。
【製作会社について】
鳥取県にある会社「モルタルマジック」。彼らは地元に貢献できることはないかと考えて、砂を固めてフィギュアをつくる技術を開発しました。また、大量に漂着した軽石や、火山灰という人々が深刻に困っている問題についても、それらの素材を固めてフィギュアにすることに成功。嫌われ者の自然素材を有効活用することによって問題を解決する、トンカチにとっても目が離せない注目の会社です。