【商品について】
日本各地の陶磁器の産地を旅する『にっぽんのリサ猫』シリーズ。最初を飾るのは、栃木県の益子焼の猫です。
そもそも、益子焼との出会いがなければ、この企画は生まれませんでした。リサは益子焼が大好きで、私たちは早い時期から益子でさまざまなプロダクツを手がけてきました。すでに定番となった益子テイストの平皿や湯呑みに加え、益子とスウェーデンのスタイルがブレンドされた『にっぽんのハリネズミ。』など、「にっぽんのリサ・ラーソン」をともに作り上げてきました。そんなご縁から、『にっぽんのリサ猫』では、最も重要なトップランナーをお願いすることになったのです。
今回の『にっぽんのリサ猫』は、あえて信楽の土を使用し、ベースには炭呉須(すみごす)という顔料を塗布した後に擦ることで独特の風合いをだしています。縞の部分は鉄砂(てっしゃ)絵具を筆で絵付けし、顔はさらに細い筆で1点1点絵付けをしています。最後に、益子の伝統釉の1つである、「並白釉(なみじろゆう)」をかけて焼成しています。(※焼き上がりが透明な釉薬なので、土肌や絵具の雰囲気を堪能できる釉薬です。)
【デザインについて】
リサの原型の持つ、野良猫っぽいワイルドさを失わないように作りました。そのため、ボディの塗装にはムラやカスレがあり、顔は手描きで、職人の気持ちが表情に現れて、個体差が個性として出るように考えました。
【にっぽんのリサ猫について】
リサは日本の陶芸が大好きだった。だから、リサの作品を日本全国の窯元で作ってみたい、というアイデアは、ずっと昔からあったのです。そしてついに、『にっぽんのリサ猫』で、それが実現します!この猫は益子焼を皮切りに日本全国の窯元を横断して作られていきます。
【ご注意】
1点1点職人により手作業されていますので、表情や模様、色味、大きさには個体差があります。それぞれの個性としてお楽しみください。
【スタッフより】
撮影のため、ずっとこの子と一緒だった。机の上でも、ポケットの中でも、どこでも、その場所にすっと馴染む。ずっと前からそこにいましたよ、というような顔をしている。これって、野良猫スピリッツ?(撮影担当S)
野良猫って、たくましくて、自立してて、自由で、憧れちゃう。リサの猫はこ~して、ついに日本の土着の猫になるんだなあ~と思うと感慨深い。(デザイナーS)
リサはアザラシの陶器をツボ押しに使っていたというけど、この子のしっぽや耳の部分がツボ押しにいい。気持ちいいです。(お店スタッフM)
【益子焼とは】
栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器のこと。益子は現代陶芸のメッカと言われています。1924年に濱田庄司が定住して陶窯を築き、日本のみならず世界の陶芸界の注目を集めました。石材粉や古鉄粉を釉薬にし、犬毛筆で色づけを行う為、重厚な色合いとぼってりとした肌触りに特徴があります。
【リサと益子焼】
1950年代のある日、日本を訪れたリサは、益子焼きを世にひろめた、人間国宝・濱田庄司に出会い、日本の陶芸について学びました。以来、リサは日本の文化に強い興味を持ち続けており、いつか益子焼の作品を作りたいと夢見ていました。その後スウェーデンで制作された作品は、益子をはじめとした日本の焼き物の影響を強く受けています。