リサと日本に縁があり、私たちとリサに縁があり、
みんなが日本の窯元と縁を結びました。
そして、その縁をつくった陶磁器の地点から、改めてこの国(にっぽん)を見つめてみると、なんと豊かで素敵な場所なのだろう、と感じ入ったのです。
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日本は小さな小さな国なのに、全国各地に個性あふれる陶磁器の工房があり、そこには作り手の人生と自然が共にあります。リサは、そうした関係性に敏感で、常にそれをリスペクトしていました。自分の作品に、作る人の個性が現れることを喜んでいました。自然と人々が最優先で、その次に、自分の作品づくりがあったのです。
「にっぽんのリサ猫」でやりたいことは、ただリサの原型をそのまま量産することではありません。リサ・ラーソンの個性が育てた猫が、日本各地の窯元の手で、作り手たちの個性に触発されながら変化し、すべてがブレンドされた混血の猫が生まれることです。言い換えれば、野良猫のように自由に変化しながら、たくましく生きる猫を日本の風土の中に立たせることなのです。そして、その猫は、リサの血を、今にしっかりと受け継いでいるのです。
またいつか、そんなに遠くないうちに「にっぽんのリサ猫」から便りが届くでしょう。
どうぞお楽しみに。