\ 第六弾 /
九番、益子 あわせじま
全国を旅する野良猫「にっぽんのリサ猫」は、生まれ故郷の益子に帰ってきました。
リサが生涯愛した、益子のぽってりとした釉薬が、大地の恵みの様に降り注いだ縞模様。
近年では珍しくなった正統的な民芸調でありながら、スタイリッシュでハンサム。北欧と日本の境界線をスタスタ歩く野良猫。日本陶芸のハート「益子」から九匹目のリサ猫、として登場です。
\ 第五弾 /
八番、瀬戸の岩の月
わび、さび、こげ、
全国を旅する「にっぽんのリサ猫」プロジェクト。
今回たどり着いたのは、愛知県瀬戸市。
伝統ある瀬戸焼の中で、長年、独自の方法を追い求めてきた窯元が、この猫と真正面から向き合いました。
赤土と独自の釉薬が生み出す、特徴的な「ひずみ」と「こげ」。それは、何世代もの時を経たかのような風合いを刻み込みます。
赤い土を心に、みんなと同じをよしとしない。ちょっとやそっとじゃ言うことを聞かない、超個性的な猫の顔が、そこにあります。
土でできた空に、岩でできた月が浮かぶように、日本と北欧、二つの空を、一匹の野良猫が走り抜けます。
誇り高き、八番。
瀬戸、岩の月です。
リサと日本に縁があり、私たちとリサに縁があり、
みんなが日本の窯元と縁を結びました。
そして、その縁をつくった陶磁器の地点から、改めてこの国(にっぽん)を見つめてみると、なんと豊かで素敵な場所なのだろう、と感じ入ったのです。
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日本は小さな小さな国なのに、全国各地に個性あふれる陶磁器の工房があり、そこには作り手の人生と自然が共にあります。リサは、そうした関係性に敏感で、常にそれをリスペクトしていました。自分の作品に、作る人の個性が現れることを喜んでいました。自然と人々が最優先で、その次に、自分の作品づくりがあったのです。
「にっぽんのリサ猫」でやりたいことは、ただリサの原型をそのまま量産することではありません。リサ・ラーソンの個性が育てた猫が、日本各地の窯元の手で、作り手たちの個性に触発されながら変化し、すべてがブレンドされた混血の猫が生まれることです。言い換えれば、野良猫のように自由に変化しながら、たくましく生きる猫を日本の風土の中に立たせることなのです。そして、その猫は、リサの血を、今にしっかりと受け継いでいるのです。
またいつか、そんなに遠くないうちに「にっぽんのリサ猫」から便りが届くでしょう。
どうぞお楽しみに。
益子焼
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丹波焼
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