にっぽんのリサ猫
八番、瀬戸の岩の月

わび、さび、こげ、
全国を旅する「にっぽんのリサ猫」プロジェクト。
今回たどり着いたのは、愛知県瀬戸市。
伝統ある瀬戸焼の中で、長年、独自の方法を追い求めてきた窯元が、この猫と真正面から向き合いました。
赤土と独自の釉薬が生み出す、特徴的な「ひずみ」と「こげ」。それは、何世代もの時を経たかのような風合いを刻み込みます。赤い土を心に、みんなと同じをよしとしない。ちょっとやそっとじゃ言うことを聞かない、超個性的な猫の顔が、そこにあります。
土でできた空に、岩でできた月が浮かぶように、日本と北欧、二つの空を、一匹の野良猫が走り抜けます。
誇り高き、八番。
瀬戸、岩の月です。

制作を手がけたのは、愛知県瀬戸市の窯元・かしわ窯。
赤土と、先代が試行錯誤の末に完成させたオリジナルブレンドの釉薬を用い、歪みや焦げ、色むらを、欠点ではなく「表情」として焼き留めてきました。

流行に左右されず、十年、二十年先の暮らしの中でも、当たり前のようにそこに在り続けるものを作ること。
その姿勢は、今回のリサ猫にも、はっきりと現れています。


今回の制作では、石膏型のつくり方をあらためて見直しました。 これまでは、型の段階で顔のパーツのあたりとなる溝をつくり、その線を手がかりに、絵付けや彫りを重ねながら表情を仕上げてきました。
今回制作をともにしたかしわ窯は、レリーフ表現を得意とするつくり手です。 その強みを活かすかたちで、顔のパーツの輪郭線がふくらみとして立ち上がるように、石膏型の顔部分の形状を変更しました。一番から七番までのリサ猫と並べてみるとその違いを感じていただけます。

本商品は、赤土と釉薬の性質、また焼成条件により、色味・焦げ・表情に個体差があります。それぞれの個性としてお楽しみください。



かしわ窯について
1965 年に愛知県瀬戸市で創業。 フィンランドのデザイナー・カイ・フランクの影響を強く受け、職人の技術が結集した複雑な製法「鋳込み製法」を使い、瀬戸で採れた赤土を活かし独自に仕上げた配合により焼きムラと歪みや、最大の特徴である複雑な形状のレリーフを生かした作品をうみだす。現在は創業時から変わらぬ鋳込み製法と還元焼成を受け継いでおり、新たなデザインへの取り組みや、創業当時に生産したデザインの復刻に取り組んでいる。専用箱入り

専用の化粧箱にいれてお届けします。
リサが描いた野良猫を箔押ししました。
リサは日本の陶芸が、大、大、大、大好きだったー!
リサは日本の陶芸が、大、大、大、大が いくつあっても足りないくらい大好きだった。 だから、リサの作品を日本全国の窯元で作ってみたい、 というアイデアは、彼女と仕事をするようになった 最初期からあったのです。 最初は、会話の最後にお決まりのように出てくる夢物語として。 やがて時が流れて、それは夢ではない、 絶対に実現したいプランとして。
インタビュー 聞き耳をたてる!
瀬戸焼「かしわ窯」のインタビューを掲載中。
制作秘話やリサ猫への想いを、ご覧ください。

にっぽんのリサ猫ラインナップ
Lisa Larson × かしわ窯

1950年代、来日したリサ・ラーソンは、愛知県瀬戸市の窯元・かしわ窯と出会いました。
赤土と釉薬の独自配合、鋳込み製法と還元焼成による表現に、リサは強い感銘を受けたといいます。
その約20年後の1983年、リサ自身の働きかけにより、かしわ窯がリサの作品を製造するプロジェクトが実現しました。
当時制作されたエッグカップやバターケースなどは、すべてヨーロッパ向けに輸出され、日本では販売されませんでした。
当時の型が発見されたことをきっかけに、それらの作品が、時を経て復刻されています。
