横に長く、ふっくらとした体。すっと水平に伸びたしっぽと、どこか澄ましたような表情。リサ・ラーソンの代表作のひとつ、「Stora Zoo(大きな動物園)」シリーズの猫です。
幅は約32cm。低く構えた独特のフォルムは、かわいらしさがありながら、オブジェとしてもしっかりとした存在感があります。正面、横、後ろと、見る角度によって印象が変わるのも、この作品の魅力です。
「Stora Zoo」は、リサ・ラーソンがグスタフスベリで活動していた初期に生まれた動物シリーズ。「Stora Zoo」とは、スウェーデン語で「大きな動物園」という意味です。
この猫は1957年にデザインされ、1958年から1979年までグスタフスベリで製造されました。シリーズにはキリンやシマウマ、ホッキョクグマ、カバ、ヘラジカなど、さまざまな動物が登場します。
なかでも、まっすぐ伸びたしっぽを持つこの猫は、Stora Zooを象徴する作品のひとつ。動物の特徴を細かく写実的に再現するのではなく、大胆に形を省略しながら、その動物らしさをしっかりと残しています。
シンプルなのに、一度見たら忘れられない。リサらしいユーモアと造形の面白さが詰まった作品です。
こちらは1958〜1979年に制作されたヴィンテージ作品です。
ヴィンテージの陶器は、釉薬の色合いや焼き上がり、表情など、一点一点にそれぞれの個性があります。同じ「Stora Zoo Cat」でも、まったく同じものには出会えません。
長い年月をスウェーデンで過ごしてきた、大きな猫。棚やチェストの上にひとつ置くだけでも、空間の景色を変えてくれるような作品です。