マリアンヌの「からっぽの茶碗」

マリアンヌ・ハルバーグ×瀬戸焼の食器シリーズに久々の新作です。

マリアンヌの原型を一回り小さくし、直径約14.5cmに仕上げました。手作りの歪みを再現し、片手でも収まる手に馴染む茶碗になりました。

そこに、からっぽがあるから、満たしたい何かを想う。けれど、どれだけ満たしても、またからっぽに返っていく。というマリアンヌの考えを実によく表した茶碗です。

 

ひとつのお茶碗でも角度によって、見え方が違うのです。

マリアンヌの原型を一回り小さくし、直径約14.5cmに仕上げました。手作りの歪みを再現し、片手でも収まる手に馴染む茶碗になりました。


セットでお得に!

期間限定の特別セット商品もございます。
今なら巾着ラッピングでお届け!

からっぽの茶碗と満月のセット

¥6,930(税込)

朝ごはんやランチ、ティータイムにつかっていただく特別セットを作りました。
からっぽの茶碗、満月のお皿(S)、箸置き(花柄)の3点にマリアンヌのラッピング巾着をつけてお届けします。


からっぽの茶碗と空き箱のセット

¥11,000(税込)

からっぽと空き箱を存分に満たしていただくセットです。
空き箱の皿にはメインのおかずと副菜を、からっぽの茶碗にはご飯やスープを盛り付けるイメージでつくりました。
からっぽの茶碗、空き箱の皿(M)、空き箱の皿(S)、箸置き(チェック)の4点にマリアンヌのラッピング巾着をつけてお届けします。


STORY

茶碗について、マリアンヌより

「私にとって、この茶碗は本当にシンプル。世界中の人々が好きなものを自由に食べる光景が目に浮かぶわ。持ちやすく、邪魔をせず、これだけで十分。まさにシンプルに生きるということです。」(マリアンヌ)

制作サイドから

この茶碗について、制作サイドから書かせてもらいます。私がこの茶碗を前に思うことは、例えば、こんな光景です。

マリアンヌの工房で、話に夢中になっていたらお昼になって「まかない」を食べることになった。ふっくらご飯が炊けて、魚の干物も炙った。そこでマリアンヌがご飯をよそってくれたのが、この茶碗だ。工房に散らばるどんな作品よりシンプルな初めて見る器だ。聞けば、ここではずっとこれを使っていて、私の分は昨日焼き上げたのだという。何の装飾もない、今使うためだけに作ったような器だ。食べ物が、外から、人の中へ、移動する際の一時的な置き場所が茶碗だ。茶碗に食べ物は一瞬しか留まっておらず、常にからっぽか、からっぽになりつつある状態にある。茶碗とは、なんと忙しくも謙虚な役割なのだろう。私たちは茶碗をからっぽにして、マリアンヌはからっぽを重ねて持ち去った。これまで、こんな事は起きなかったが、これからもこんな事が起きそうな気がする。それが私の思う「からっぽの茶碗」だ。

 


からっぽの茶碗。
あなたは何を入れる?

彼女の作る茶碗ですから、もちろん用途は自由です。食器以外にもお使いください。水を張って花を浮かべたり、拾った石を積み重ねてみたり、どんぐりを山盛りにしてみたり、からっぽの器をその時々に満たしてください。


瀬戸焼について

マリアンヌのシリーズでおなじみの瀬戸焼(愛知県)の窯元「竹堂園」さんで生産されています。マリアンヌの作品を原型に、独特な歪みを表現してもらいました。

絵付けの作業はすべて手作業でおこなわれており、縁の部分は職人さんの手書きでブルーのラインが施されています。

愛知県瀬戸市を産地とする伝統的な“瀬戸焼”は、古くから人々の生活になじみ、様々な器や陶器に取り入れられてきました。海外にも多く輸出されるようになったことから、”made in Japan”の魅力を世に送り出す代表的な伝統工芸品として広く知られています。素朴な民芸品から高価な難しい染付けまで、多くの技法や柄を取り入れることができるため、どのようなスタイルも咀嚼し、作り手の意向にスッと溶け込むことができる万能な焼き物です。和食器、洋食器問わずそのデザインをどんな形でも呑み込んで親しみやすい焼き物に仕上げます。マリアンヌの日本でのパートナーとなる窯元は大正時代から続く瀬戸焼を代表する窯元のひとつです。

Marianne hallberg