イェンニに聞く。私の作品づくり。

イェンニに、作品づくりについて、具体的な質問をしてみた。彼女からいくつか断片的な返事が返ってきた。彼女は何かを思いつくと何度でも返事をくれる。
 
私はインク、水彩、ガッシュ、アクリルで描くのが好き。それぞれにそれしかない特徴がある。例えば、水彩画は絵の具がどのどこに広がっていくか予想できないのでわくわくする。インクの場合は、もっとラフでリラックスした感じ。私は自然の中で見つけた乾いた枝、葉、草なんかを筆として使ったりもする。とっても自由になる。アクリル絵の具は最も扱いやすい。ガッシュで描くマットな仕上がりも好き。

たいていは紙かキャンバスに描く。どっちに描くかで、少し違った雰囲気になる。フェルトペンや鉛筆で描くのも好き。夜、テレビを流して描くのが好き。リラックスできるし、朝ごはんを食べながら描くのもいいね。ほとんどいつもノートに描くんだけど、必ず日付を入れる。

私は自由に仕事をするのが好き。粘土から何が出てくるかなんて考えずに手を動かす。それはいつでも驚きを生むの。今もいつも。

時々、自分のペットのために作品を作ってほしいと依頼される。飼っていた猫や犬が亡くなったとか、そんな時に飼い主が私に依頼するのは素晴らしいアイデアだと思うわ。

私は粘土を触るのが好きだし、陶器作りのさまざまな工程が大好きなの。好きなサイズは小さいものと中くらいのもの。大きな作品はめったに作らない。たまに、とてもよく出来た作品が生まれるので、それをこっそり自分のものにしているの。触っちゃいけない棚があって、そこに自分の秘密のコレクションがあるの。

猫、フクロウ、ポニー、女の子を作るのが好き。作るのが面白いし、ひとつひとつがいつも違う。私のアートはみんな違う。私は同じものは作らない。作ろうとしても、少し違った表情やポーズになる。顔を描くのは難しいけど、ちょうどいい表情にするのは特に難しい。釉薬をかけたり、焼いたりといった段階でも、全てが変わる。だから、完全に同じものを作ることはできないの。それが陶芸の魅力ね。

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「渋谷区猿楽町、王様のいない森。」

イェンニ・トゥオミネン

◯作家名: Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)

◯会期: 2023年8月25日(金)-10月15日(日)
※土日祝のご予約は不要です。水・木・金はウェブから事前予約が必要です。
こちらからご予約ください。

◯開廊時間:12時-19時(祝祭日は開廊)

◯休廊日: 月・火

◯会場: のこぎり
〒150-0033東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階
Tel:03-6712-7878

nokogiri@tonkachi.co.jp

 

Jenni tuominen