【作品について】
クレモンティーヌ・ドゥ・シャバネクスのうさぎの胸像。本人がうさぎを好んで制作していることもあり、2023年の卯年に向けて制作してもらった。
「Sitting cat」 と 並ぶ縁起物のコレクションの一つで、お守りのような陶器の置物である。
【作者について】
Clémentine de Chabaneix(クレモンティーヌ・ドゥ・シャバネクス)
クレモンティーヌ・ドゥ・シャバネクスは1972年、パリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌに生まれる。両親は俳優で、祖父母は世界的な彫刻家のクロード・ラランヌとフランソワ・グザヴィエ・ラランヌである。彼女のキャリアは演劇から始まり、デッサン、絵画、彫刻を学んだ後、陶芸に転向。祖母のクロード・ラランヌから受け継いだ技法を継承しながら、独自の表現方法にたどり着いている。 「彼女の作品は、記録できない夢のように、再生できない生まれる前の記憶のように、何かを喚起する気配に満ちている。それはいつでも人間という存在の壊れやすさの近くにある。クレモンティーヌの作品は、子供の頃に感じた理由のない歓喜と恐怖を思い出させ、見るものを揺さぶり続けている。」