リサとはりねずみと私たち
わたしたち「トンカチ」とリサとの出会いについては、いろいろなところで話しているので、ごく簡単にまとめます。『ハリネズミカメラ』という小さなトイカメラがあって、それを使ってリサに写真を撮ってほしい、というお願いをしたことから私たちの関係はスタートしました。そして、そのやさしくて楽しい人柄にノックアウトされた私たちは、せっかくだから本業の陶器作品もお願いしたくなって、出会いのきっかけになった「はりねずみ」をつくってもらうことになりました。
ハリネズミカメラ
ハリネズミカメラで写真を撮るリサ
リサは集中して制作に入り、気づいたら20種類以上のバリエーションを作り出していました。私たちはそこからやっとのことで3つに絞り、2009年にリリースしたのが「3匹のはりねずみ」です。リサには3人の子どもがいるので、この3匹はどこかその3人の面影があるようにも思います。今思うと、リサの作品にはいつも身近な人の影響があったように思えます。
リサが作ったたくさんのはりねずみ
イギー、パンキー、ピギー
これが私たちにとっては初めて取り扱うことになるオリジナルの陶器の置物でした。当時は今のように陶器の置物を飾るということは一般的ではなく、どう売っていいか勝手がわからなかったのですが、少しづつ徐々に注目してくれる人が増えてきました。
ケラミックスタジオでの製作工程
初めてリサに会いに行った日。旦那さんのグンナルさんと一緒に、ワインで乾杯!
金のはりねずみ!
2019年頃、リサの福袋を作ることになり、そこでなにかとっても嬉しい大当たりを入れたいということで、金のはりねずみを作りました。これはサンプルを含めても数個ずつしか作っておらず、トンカチの社内にも1セットしか現存しないくらい、正真正銘のレア中のレアなアイテムです。大当たりとしてごく少数のみ世に出ただけの、幻のはりねずみですが、リサの追悼展(2024年4月にギャラリー「のこぎり」にて開催)にて久々に公開してみたところ、あまりに反響が大きく、また私たちにとっても、リサの天才を目の当たりにした思い出の作品でもあることから、もういちど、そして今度はもう少し多くの人に届けたく、当時を知るスウェーデンの工房の協力を得て、限定的に復刻することとなりました。
(余談)トンカチのハリネズミ
思えばトンカチは、前身のパワーショベル時代から「はりねずみ」ものを多く作ってきました。デザイナーの佐々木が何故かはりねずみに凝ってたというのが理由です。例えばこんなものがありました。
はりねずみカレンダー2025
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